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エアコン豆知識

2023年07月04日

こんにちは。

管理課の神坂です。

いよいよ北海道も夏本番となり、エアコンの使用が増えてくる季節となりました。

エアコンを稼働すると「ポコポコ」と音が鳴り、故障かな?と思ったことはありませんか?

実はエアコンから「ポコポコ」と音が鳴るのは、冷房を使った時にエアコンの内部で発生した結露の水がドレンホースの中に溜まっていて、さらに、室内の気圧が屋外よりも低い時に、外の空気がドレンホースを通って室内に入り込んできてしまい、ストローでコップの水を吹くときのような原理で、ポコポコと音が鳴ってしまうのです。エアコンで冷房を使っている時には、室内の空気を冷やす過程で、エアコン内部に結露が生じます。結露で出た水はドレンホースを流れて外へ排出されますが、エアコンの設置場所や建物の構造、ドレンホースの状態によっては、結露水がスムーズに外に流れず、ホースの中に水が溜まってしまう場合があります。ドレンホースに水が溜まった状態の時に、窓を閉め切って、換気扇や24時間換気などを運転していると、換気扇によって、家の中の空気が外に出されるため、室内の気圧が外よりも低くなります。換気扇を動かしている時に、玄関ドアや窓が開けづらい経験をしたことはありませんか?空気は気圧が高い場所から低い場所に流れる性質があるため、部屋は外から空気を取り込もうとすることが原因です。つまり「ドレンホースに水が溜まっていて、家の中の気圧が外より低い時」この条件が揃った時に、エアコンからポコポコと太鼓のような音が発生するのです。

夜寝ている時にエアコンからポコポコと音が鳴ってしまった時、すぐに止める方法として、ポコポコ音は、室内と屋外の気圧の差が原因で鳴っているので、気圧差を解消することで、すぐに音は鳴りやむことが多いです。

一番簡単な方法は窓を開けることで、外と中の気圧が同じになり、ドレンホースから空気が入り込んでこないようになるので、音がピタリと止まると思います。窓を開ける時に「プシュー」と音が鳴る時は、中の気圧が下がっている証拠です。気密性の高い新しい一戸建てやマンションでは、気圧差が生じやすい構造をしています。

また、ドレンホースの中に水が溜まってしまっていることが、ポコポコ音が鳴る原因の一つのため、ドレンホースの向きを変えたり、少し動かすことで、ホース内に溜まっていた水が外に流れ出て、ポコポコ音が鳴りやむことがあります。ただし、ドレンホースはエアコンで発生した結露の水を外に排出する重要な部品のため、無理に向きを変えたり動かしてしまうと、プラスチック製のホースにひびが入って、屋内で水漏れしてしまったり、電気設備が漏水してしまい故障する可能性もあるため、注意が必要です。

このほかに応用編として、水を半分くらい入れたペットボトルに、ドレンホースの先端を水につけることで、空気が入ってこないようになり、ポコポコ音が止まる小技があります。しかし、水にホースの先端をつけたままにすると、エアコンの水が外に排出されづらく、結露で出る水は雑菌やウイルスが含まれているため、すぐに水が汚れてきて、コケやカビの原因となるので、あくまでも自己責任で応急処置として試す程度に留めておきましょう。

かなりの長文となってしまいましたが、知っていて損はない豆知識です。

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